新卒として就職活動をしようと悩んでいる私はというと

 梅田望夫氏のエントリー自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと 「好きを貫く」ことと大企業への就職を読んで思ったこと。


 私は今年度大学を卒業する。来年度からは全く自由だ。就職も良し、起業も良し、フリーターで遊んで暮らすも良し。もう一度勉強し直すことだってできる。選択肢など無数にある。ただ、梅田氏の言う好きなことなど見つからない。そもそも「好きを貫く=楽しい生活」程度の認識しか持てない。20代前半で楽しい生活なんて【おしゃれして好きな女と遊んで安くて旨いものを食べる生活】位しか思いつかない。もちろんこれは『自らの傾向、向き不向き』を考えていないからだろうが・・・。


 内定が出始める時期だというのに私はエントリーすらしていない。大企業に就職する機会を失いつつある。下手をすれば中小企業だ。ただ、私の場合就職以前の問題なのだ。ラッキーなことに世間で言われる一流大学の学生で梅田氏の後輩にあたる。しかし、やることなど浮かばない。その・・・大企業を選ぶか自営業を選ぶか以前の問題なのだ。就職すらよくわからない。したことがない。「大学を卒業する人間=大企業か好きなことを貫くかなどという高い次元に達してる人間」だと思っているのだろうか?人は見たいものしか見えないと言われているが梅田氏はまさにその通りだ。日本はそれほどレベルの高い人間ばかりが集まっている国ではない。


 梅田氏の今回のエントリーに対するコメントにも似たような考えがちらほら。

あの〜 『梅ちゃんは、ニートの若者は差別でつか?』

どうやら 『梅田さんの頭の中には中小零細企業で働くとか大阪でたこ焼屋をやるとか親の跡を継いで板金屋になるとか
いう選択肢は無いようですね。
起業か大企業かの二者択一。
流石エリート一直線の人は違う。』

northlight 『エリートの中で育ち、エリートとして生きてきた梅田さんの本音が表れたエントリだと思います。』

KK 『「軽い雑談」なだけにまさに本音が出ましたね。
要は自分の生き方を正当化したくて、そわなかった大企業やらなれなかった体育会系を皮肉り、揶揄したいだけなんでしょう。
売れた本はすごいと思ったけど、このエントリ読むと、結局、本音や本性はこんなもの・・・と思えてがっかり。』

 せっかく書かれたコメントにも関わらず、これらのコメントは見たいものしか見えない人たちには一生見えないコメントだろう。